私が憧れているのは、マツコ・デラックスさんやジェーン・スーさん。
芯があり、自分を偽らず、堂々としている姿に憧れます。
あんなふうに「自分のままで立っていられる人」に、私はずっと惹かれてきました。
なぜなら私はブレやすいから。
特に仕事では「自分を装っている」と感じることが多い…いわば“フリ”をしています。
ある職場で「まじめなのか不まじめなのかわからない人ですね」と言われたことで私はハッとしました。
私は不真面目さを隠すために、ずっと“ちゃんとしてる風”を演じてきたのだと思いました。
ただ、その“フリ”のおかげで「誠実」「仕事熱心」と評価されることもありました。
だからある意味では成功していたし、自分でも気づかないまま「演じること」が習慣になっていたのだと思います。
なぜ私は「フリをする」ようになったか。
思い返すと、学生時代の実習で「やる気が見られない」と厳しい評価を受けた経験が大きかったように思います。
その実習先でグループのみんなを全体責任として巻き込んでしまったのです。
「私のせいで他人に迷惑をかけてしまった」
その体験が、私を“フリをする人間”に変えたのだと思います。
それから私は「やる気があるように見せなきゃ」「ちゃんとしてるように振る舞わなきゃ」と考えるようになり、どんな職場でも一生懸命を演じるようになりました。
その結果、人に好かれることもあったし、仕事でも認められました。
けれど心の奥では「これが本当の私じゃない」と思い続けていて、違和感はストレスになり、過食や転職の繰り返しにつながっていきました。
仕事が嫌いなわけではないしフリから始まっても、いつの間にか全力でやっている私もいて、それもまた一部の私だと認識しています。
それでも私はいつか「こままの自分でも、ここにいていい」と思えるようになりたい。
無理して気を張らず、自然体のままでも信頼されるような人に。
軸があって、清々しく歩ける私に、少しずつでも近づいていけたらと思っています。
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